Acco in New York

2014年7月から1年ちょっとニューヨークで暮らします

ニューヨークを離れました。

日曜日にニューヨークを離れました!

たった一年住んだだけですが、マンションの片づけなど予想以上に大変でした。引っ越しって体も心も疲れますね。
しかも出発前日・当日にちょっとしたアクシデントが起きて焦ったので、さらに疲れました。

まず出発前日の土曜日。この日はテレビ/インターネットの契約の最終日だったので、ルーターなどの機械をRCNというプロバイダの店舗まで返却することになっていました。事前に店舗の営業時間等を調べていなかった私達が完全に悪いのですが、当日になってネットで検索したところ、土日はマンハッタン内すべての店舗が定休日!でも明日の朝にはニューヨークを発つし、直接店舗に持ってきてって言われてたので郵送で返却もできなそうだし。。今日を逃したら返却できない!
メールのチャット形式のコールセンターみたいのがあったので、慌ててそこに相談。
夫「今日中に機械を返却しなくちゃなんだけど、ネットでみるとどこも定休日みたい。どこか空いてる店舗ありませんか?」
コールセンター「実はマディソンアベニューの店舗が開いてるよ!でもあと15分で閉まるよ!」
我が家からはタクシーでも間に合わなそう!どうしようどうしよう。。
夫「申し訳ないけど今すぐに家を出るので、その店舗にちょっと待っててって伝えてもらえませんか」
コールセンター「申し訳ないけど、あと12分で絶対に閉まるよ!」
無慈悲。
仕方なく、機械を抱えてマンションを飛び出し店舗に向かった夫。何もできることがないので、店舗の地図と電話番号をネットで調べて夫の携帯に送る私。私は基本的にネガティブなので、ミッドタウンの道は混んでるし、12分じゃ絶対間に合わないだろうな。。と絶望していました。

しかしタイムリミットを過ぎた頃、夫から間に合ったとの連絡が。マンションを出たあと、走りながらタクシーを止め、その日はなぜか道路がスムーズで奇跡的に着いたとのこと。ほんとよかったー。
まあ私達の確認不足が悪いっていうのは重々承知しているのですが、
その前日の金曜日に夫がRCNに電話した際は、
夫「明日店舗に行って、機械を返却すればいいんだよね?」
RCN「そうそう!それでオッケー!よろぴくねー☆」という感じだったんです。その時一言「明日は土曜日だから店舗はお休みだよ」とか教えてくれたらよかったのに。。まあ、そんな期待はしちゃいけないのがアメリカですね。

そして出発当日の日曜日。ユナイテッド航空の便を予約していて、出発時刻の一時間ちょっと前にチェックインを済ませたものの、荷物検査と朝食調達に手間取ってしまって、飛行機に乗ったのが出発10分前くらいになってしまいました。自分たちの席のところに行くと、3列席で通路側におじさんが座っていました。奥の2席が自分たちの席だったので、座ろうとしたところ、
おじさん「その2つの席は、僕の妻と子供の席だよ!2人はまだ飛行機の外だけど今こっちに向かってるところだよ。」
いやいやいや、チケットを何度見直しても、どうみても私達の席。
まさかのダブルブッキングのようです。。普通にチェックインできたのに、、訳がわかりません。
客室乗務員に相談すると、なにやら慌てて担当者に電話で相談していました。
この飛行機に乗れないと夫の仕事に間に合わない。。どうしようどうしよう。
席に座れないので通路でしょんぼりしていると、偉い客室乗務員が来て、
偉い人「何で座ってないの?もう出発だよ」
私達「こうこうこうで、あーで」
偉い人「あーもう君たちいいから座っちゃって!もう出発したいからね!」
かくして、席はダブルブッキングしていたものの、私達の方が早く席まで到着したという理由で座らせてもらえたのです。
かわいそうなのは、そのおじさん。サンフランシスコ空港まで家族と離れ離れ。でも不思議なことに最初は慌てている&困っている様子でしたが、全然怒っている様子もなく、荷物入れに私の荷物が入らなくて困っていると、他のを押してスペースを作って手伝ってくれたり、めちゃくちゃ親切でした。客室乗務員にも怒っていなかったし、飛行機が出発する頃には何もなかったように落ち着きはらっていて、私もこんな心に余裕のある人になりたいと思いました。

そういえばユナイテッドはおじさんにも私達にも一言も謝ってなかったなあ。。そもそも予約時には通路側の2席を選んだのに、いつのまにか窓側の2席になっていたのは、なんだったんだろうなあ。。これがアメリカという国です。

そんなこんなでアクシデントに心揺さぶられ、一年住んだ街を離れる哀愁に浸る間もなく、ニューヨークを発ちました。最後までドタバタな感じが我が家らしいといえば我が家らしいです。

今は夫の出張でカリフォルニアのモントレーという街にいます。港の桟橋に行くと、普通に野生のアシカが見られるような自然がいっぱいのところで、毎日癒やされています。
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まだしばらくアメリカにいるので、このブログも続きます!