Acco in New York

2014年7月から1年ちょっとニューヨークで暮らします

アメリカで初めて病院に行く

寒い日が続いていたのに、昨日は急に17 度くらいに気温が上がって、逆に体調悪くなりそうでした。天気予報によると、明日はsnow stormだそう。ひゃー。天気の安定のしなさが尋常ではありません。
さて、冬になると、風邪やインフルエンザが流行りますが、アメリカの人々は風邪を引いてもマスクをつける習慣がないそうです。誰かがマスクをしていると、「あの人は何かやばい感染症にかかっているに違いない」と思われて避けられるんだそう。訳わかんないですね。最近は、昔よりはマスク着用に対する理解があるそうですが、そんなには浸透していないようです。
そんな国では、インフルエンザが流行した時にあっという間にうつされてしまうな、ということでワクチンを打つことにしました。アメリカでは、インフルエンザワクチンはflu shotと呼ばれ、街中のドラッグストアでも受けられるんだそうですが、なんだかちょっぴり不安なので、きちんとしたクリニックで受けることにしました。
アメリカでは病院にかかる時は基本的に、 家庭医に診察してもらう→家庭医が症状によって病院を紹介→病院で診察という流れです。また日本のように健康保険が国民皆保険ではないので、個人それぞれが民間の保険会社の保険に入っており、保険のネットワーク内の病院だと0〜数割の診察代を負担するだけで済みますが、ネットワーク外の病院だと馬鹿高いアメリカの診察代を全額払う羽目になったりします。
で、私の場合、夫の大学が提供している保険に入っています。夫が病院にかかる時は、学校のhealth centerで診察(家庭医による診察的な感じですね)→そこで病院を紹介してもらい診察へ、という流れなのですが、学生の配偶者の場合、health centerで診てもらうことができず、直接病院に行くという決まりになっています。なので自身の保険がカバーする病院を探すことから始めました。flu shotは保険に入ってなくても、30〜45ドルくらいで受けられるそうで、これは日本のインフルエンザワクチンと同じくらいの値段かと思います。が、私が入っている保険はネットワーク内の病院ならワクチン関係は全額保険でカバーするらしいし、年間6600ドルもの高い保険料を払っているので、どうせなら保険のネットワーク内の病院で受けたかったのです。
それで日系の病院を探して一件一件電話。
▪️日本クリニック
http://nihonclinic.com/japanese/index.html
私の保険はネットワーク外。電話をかけた時点では、注射型のワクチンは在庫切れ。鼻にスプレーするタイプなら在庫あり、保険なしだと30ドル。
※アメリカでは、日本未承認の鼻にスプレーするタイプのワクチンがあります。メリットデメリットについては下記サイトが詳しいです。
http://trendstyle96.net/archives/3134

▪️安心メディカル
http://www.anshinmedical.com
私の保険はネットワーク外。注射型のワクチンは保険なしで40ドルだったかな。ちょっとうろ覚えだけど、それくらい。

▪️東京海上記念診療所
HP発見できず。Beth Israel Medical Groupの二階に入っています。
私の保険ネットワーク内!
ネットワーク外だと、注射型が45-70ドルと言ってたかな。妊婦さんや高齢の方だと高くなってしまうそうですが、その他の健康な大人なら基本45ドルとのこと。
で、電話で日時を予約して、先日行ってきました。受付には日本語がペラペラの中国系の女性がいて(他に日本人の方もいました)、名前を告げると、初診なので問診表を書くように言われました。この問診表が結構長いし英語で書かなくちゃでめんどくさい。病名など日常的に使わない単語がいっぱい出てくるのですが、和訳があるのでどうにか書けました。注射をしてくれたのは、日本の看護師さんで、諸注意などを日本語で説明してくれたので、とても助かりました。注射も上手!
注射が終わって受付に寄ると「今回の医療費は、保険会社に当院から請求しますので、今日はお支払いは不要です。万が一、後で保険会社から請求が来たら、そちらで交渉してください」とのことでした。ワクチン代は全額カバーのはずだけど、手違いやらなんやらがしょっちゅうある国だからちょっぴり心配。
何はともあれ保険のネットワーク内に日系の内科があって、とってもとっても安心しました!
そして、日本の健康保険がいかに恵まれているかを再確認しました!